黄昏のビギンとTe quiero dijiste

今日の料理ネタはお休みですww。

さて、昨日は先輩方のコンサートに行ってまいりました。先輩方といっても親世代の方々で、第二の人生を謳歌すべく弾いていらっしゃいます。持ち運びの時「ギターが重い」と感じられるようになっているそうですが、演奏は明るく楽しい演出がたくさんありました。

ギターは中南米の曲と相性がいい?

ここのアンサンブルは「クラシックギター」の枠にとらわれることなく、PAやパーカッションを用いたり、歌が入ったりと、いろいろ楽しませてくれます。また客演としても私から見て後輩にあたるアンサンブルも参加していて、20代から70代までの演奏を聞くことができます。

この時はギター以外にバスが参加

曲は懐かしいグループ・サウンズのメドレーや私が生まれる前の映画音楽のメドレーもありました。

その中でもメキシコやキューバの曲を演奏される時間があり、ギターの音色と曲想が最もマッチしていると感じました。バロック時代や古典時代の撥弦楽器の曲はギターとよく合うと思います。
だけど、それ以上に生活に溶け込んでいるような中南米の曲はもっと馴染んでいるように思います。(私の好みでもあるんですが)

黄昏のビギンとテ・キエロ・デヒステ(Te quiero dijiste)

その中から一曲、実際はどうかわかりませんがきっとTe quiero dijisteを日本風にアレンジしたであろう「黄昏のビギン(知っている曲でしたが)」とテ・キエロ・デヒステを繋げて演奏されたものは、聴き心地がとても良かったです。

何も考えずに聞くとほぼ同じ曲に聞こえてしまうこの二曲。昭和歌謡、ムーディーという枕詞をつけてしまうと完全に日本の景色が目に浮かびます。でも、もう少し明るく甘くなると中南米の景色が頭をよぎるのは不思議だと思うと同時に、人間の頭は勝手なものだと思うわけです。

1960年代頃の曲は日本の歌謡曲のなかにもフォルクローレを思わせる曲が多く、当時の音楽会がどのような傾向だったのか知る由もありませんが、何か流行りみたいなのがったのかなぁと思うことはあります。

話を戻すと、年代が違う方の演奏はやはりいろいろな意味で刺激を受けますし、同年代ではなかなかしない選曲をされるので、新しい発見の多い時間となりとても有意義でした。