左手のさらなるスピードアップ

お隣の農家さんから紫芋(甘さ控えめ)をいただいたので、
ポテトサラダ風にして、角切りかぼちゃと混ぜたらみたらハロウィン色のサラダができました。

さて、今日は速弾きのお話です。過去に何度か速弾きについては記事にしてきました。今回のはさらなるスピードアップのために、何が必要なのか、探っているような内容です。

猪井亜美さんから始めて

以前の記事で猪井亜美さんが幼少期から取り組んできた練習を見様見真似で私もやってきました。

それ以外にも所属アンサンブル独自の練習もいくつかやるようにしています。

その甲斐あってか、単に弾く時間が長くなったせいか、だいぶ音量もスピードも出るようになりました。

半音階やハ長調のスケールで♩=120にi, mやi, aならついていけるようになりました。毎日ではないですけど、やれば速くなるということは実感できました。

ですが、今ちょっと限界というか停滞というか、なかなかそこから伸びません。原因は左指のようです。右指はまだもう少しゆとりを感じますが、左指は遅れている感じがしますし、実際そんな時も多いです。

速弾きは精神的な保険

私自身、動画を見ていただいてもわかると思いますが、そんなに速いテンポで弾くことを望んでいません。速弾きにこだわりがあるわけでもなく、むしろ速く弾けるようになりたい理由は、演奏にゆとりを望んでいるからです。このくらいなら余裕って感じで曲に取り組めると、本番の安心感に繋がるというか、どっちかというと精神的な目的で速く弾けるようになりたいと思っています。

で、♩=120で16分音符を弾けると、難曲や大曲と呼ばれる曲は別として、よく耳にする曲ならそんなに困ることはなくなります。速いパッセージが出てきても1箇所や2箇所ならなんとかなります。
ですが、指のための練習ではない、動きのある実際の曲の中で安定して速く弾く必要が出てくると♩=120で半音階やスケール練習はできても、同じテンポで曲は弾けない感じです。

1分間耐久スラー

練習のおかげで、右指と左指がじわじわ成長しているわけですが、左右同じタイミングで成長してくれるわけはなく、今は左指の方が遅くなってしまいます。右が速いということも当然視野には入っているんですが、メトロノームに合わせた時に、左がやっぱり遅れます。

そうなってくると、クラッシックギタリストだけでなくアコギやエレキのギタリストの練習方法を参考にするわけなんですが、最近これは効果があると感じるのがスラーです。

以前の記事のスコットテナントさんの練習とも関連しています。あれはスケール練習のようにスラーの練習をしましょうということなんですが、そこから派生して左指を荒っぽく鍛える方法を知ることができました。その練習方法はタイトルにもあるとおり

遅くなりがちな左指を選んで、MAXのスピードでスラーを1分間繰り返す

弦はどの弦でも構いません。
例えば、薬指が遅いと感じるなら、中指と薬指か、人差し指と薬指で、ひたすらスラーをします。とにかく薬指で叩く引っかくを繰り返す。それを1分間やすまずできるだけ我慢します。
これは荒療治だと思うので、痛くなりすぎるようならすぐやめてください。でも多少は耐えてください。期間はなんとも言えませんが、思っているより早く効果は出てきます。
継続的にやるべきかどうか、そのへんの判断には迷いますが、指や腕に負担をかけることになるのでご自身の身体と相談しながらやってみるといいです。

A. ピアソラの『ブエノスアイレスの春』(ベニテス編)を暗譜したんですが、ある程度速さが欲しい曲なので、自分で弾いて聞いていい感じと思えるくらいにまでテンポアップしたいと思っています。
それが根底にあるんですけど。