ファンタジーは文学とは違う Fantasie

今日の晩御飯は中華丼にする予定です。(←いつもの報告)
日本は秋なので、南米は春。だからピアソラの「ブエノスアイレスの春(ベニテス編)」をチョロチョロ練習しています。動画はいずれ。

S. L. Weisse(シルヴィウス・レオポルト・ヴァイス)

今日の動画は。ドイツ出身のヴァイス(1687-1750)さんの楽曲です。ヴァイスと聞いてピンとくるのは、メキシコの作曲家ポンセが偽作として出した組曲や前奏曲ですね。
そのご本家の作品を動画にしました。
バッハとほぼ同時代を生きた人で、没年はバッハと同じです。

文学作品の意味との違い (ファンタジー)

ファンタジーと聞くと、文学作品で解説されるところの、超自然的、幻想的、空想的な事や設定に用いるフィクションを想像されるかと思います。

文学では『ハリーポター』シリーズや『指輪物語』などがファンタジー作品となりますし、日本でも古くは『信貴山縁起絵巻』など平安時代から存在します。

ただ、今回の「ファンタジー」は文学作品における意味とは全く異なります。

zoomQ2n4kで録音・録画

曲の冒頭からその雰囲気をよく表しているのですが、低音をボーンと弾いたあとに、高めの音がウロウロと動いて展開されていく、気分次第ではその日の音の配置を変えたり、即興で音を作ったりと、そういった形式の曲を「ファンタジー」というようです。

ですから、曲の雰囲気が幻想的だとか空想的だとかということは、受け手の印象によってそう感じることは間違いではありませんが、「ファンタジー」だからというのは違うようです。

2年くらい前に収録した動画で、今は同じように弾くにはまた練習しないといけないんですが、チャンネル登録で応援していただけると幸いです。