久しぶりに緊張に関する話〜技術と心と身体の対策〜

こんにちは。
いやぁなかなかブログを書く時間を捻出させられずに時間が空いてしまいました。

今日は久しぶりに本番の緊張に関する話を書きます。

今年の人前演奏での戦績

「勝ち」=「他人の評価は別として自分が現時点で納得できる演奏」とすれば、
10戦2勝8敗というところでしょうか。
結果としては決して良い成績ではありませんね。

最初の勝ちは数ヶ月前なんですが、なんとなく雲を掴むような「勝ち」。
なぜ勝てたのわからない「勝ち」でした。

一方で直近の2回目は、しっかり準備や対策が実った「勝ち」でした。

要因と思われることは幾つかあって、これとは断定できないにしても
・右手が震えてしまうことに意識を向けなかったから
・間違えることよりも表現したいことに気持ちを向けていたから
・曲のイメージがはっきりと持てていたから
などが考えらます。

演奏のスキル・心の在り方・身体の使い方は全部大切

最近読んでいる本に『成功する音楽家の新習慣』があります。

音楽系のYoutuberさんでお勧めされている方が何人かいらっしゃいました。
私は近くの図書館で借りて、メモをとりながら読み進めていきました。

内容は自分が大事だなと思っていたことが、より丁寧に整理されて書かれているような感じです。

この本で一番優れていると思う内容は、本番のために必要な準備を明確にし、その項目に応じて「本番の練習をする」というところ。
具体的には、扱う楽器や取り組む曲によって合わせていかなければならないと思います。
しかしながら、演奏者として例えば、
・選曲(芸術性の準備)
・その曲を弾きこなすための練度(テクニックの準備)
・ポジティヴな姿勢(精神面/感情面の準備)
・体調管理や身体に関する決め事(身体的な準備)
・エントリーや振込などの手続き(実務的なことの準備)
のように必要なことを分けて書いてくれています。

これに基づいて本番さながらに練習しなさいと。
過去の私を振り返ると、演奏とは直接関係のない5つ目の実務的な準備を除けば、
あまり弾けなかった時は、残りの4項目のうち1、2項目くらいしか満足に準備(練習)できておらず、
先日の「勝ち」については4項目が割と準備し本番を意識して練習できていたと思います。

特にここ数ヶ月は、いつもあまりできていなかった、演奏に向かう姿勢や緊張時の身体の使い方に注力してきたので、良い結果が得られているように思います。

回数だけでは解決しない

場数を踏むと慣れてくるよ〜。

確かに、初めてよりも人前経験があった方が良いとは思います。
ただ、練習もそうですが、毎回「弾けなかった」経験を重ねるのは逆効果にも思います。
それよりも、どんな小さな発表の場でも1回弾けた経験をする方が自信になりますね。

直近の「勝ち」に関して、取り組んできたことが結果的に本の中でまとめられていて、「この方向性でいいんだ!」と安心できる結果となりました。

少しずつ進みそうな予感です。