生 コユンババ (人生3回目)

こんにちは。
少し時間が空いてしまいました。
昨日は定例のようになってきたフリーコンサートへ参加してまいりました。

今回のフリーコンサートはアマチュア界でも結構名の知れた方々が集まっておられ、
(その中で最後に弾いたのは良かったのか?と…いう疑問は置いておいて)
なかなか聞き応えのある会となりました。

そこで同じ40代の方が弾かれたのはドメニコーニ作曲の「コユンババ」でした。
生で聞いたのは20年ぶりくらいです。
ごく最近ではプロギタリストの小暮浩史さんがヨークやピアソラ作品などと一緒に演奏されていましたが、弾く方を見かけなくなった曲だったので、すごく嬉しかったです。

カルロ・ドメニコーニという作曲家

私が初めてドメニコーニの存在を知ったのは、ギターを初めて間もない頃で1990年代の終わり頃です。
初生「コユンババ」は我がアンサンブルのキャプテンによる演奏でした。
当時は「コユンババ」というタイトルの響きだけが頭に残って、私は何のこっちゃわからんけど、すごい曲というイメージしかありませんでした。
そのあとは、木村大さんの演奏でしょうか。これは東京オペラシティで聞いたように思います。

メニコーニの曲が日本に入ってきたのは、1990年代の初め頃と聞いたことがあるので、
比較的まだ新しい時期に聞いたのかもしれません。

コユンババは(虎党が歓喜した)1985年に発表されているので、90年代にこの曲を初めて生で聴けたのは運が良かったのかもしれません。

ドメニコーニはイタリアのチェゼーナ出身。13歳からギターを始め、17歳でペーザロの音楽院を卒業し、1966年から西ベルリンのベルリン音楽大学(現在のベルリン芸術大学)で作曲を学び、その後20年間同大学で教壇に立ったとされています。
その後、トルコを旅行した際にそこの人々や文化に魅了され、イスタンブールの音楽院でギターを教えることになった。

Wikipedia

コユンババ

曲の雰囲気は、中央アジアの平原のイメージとも言われていますし、そうではないう方もいらっしゃいますね。地理的にトルコは西アジアに分類されるわけですが、シルクロードの雰囲気やオリエンタルな感じは確かにします。

私はこういう音の重なりは結構好みです。
南米の山岳民謡の雰囲気とは違うんですけど、共通項もある感じがして、要は私は標高が1000m超えてるエリアの曲が好きということで落ち着きます。

チューニングが怖い曲

楽譜を見られたことがある方はご存知な超変則チューニング。特に2限をBからDにするのは有名です。
私は輪ゴムが切れたり、風船が割れたりする瞬間が大嫌い(というか怖すぎ)なので、当然弦が切れるのも苦手でして、2弦を引っ張らなければならないこの曲は、⑥〜①弦までの音の高低差だけをつけるようにして、2弦はDまで上げないで弾くことにしてます。(弾いてる時に弦が切れたら怖いし)

なので、2弦を基準にすると他の弦をだいぶ下げないといけなくなります。
ダルダルな弦でハワイアンかと思う雰囲気まではいきませんが、これはこれで良いかと。
速いパッセージは弾きにくくなりますけど、弦が切れる心配はない方がいいです。

コユンババ以外には

ドメニコーニ = コユンババ くらいのイメージと言いますか、この曲のイメージが強すぎて他の曲があまり目立たなくなっているようにも感じてしまいますが、ギター作品は150以上あるようです。
比較的弾かれている曲としては、Op.2のOrient express(オリエント急行)でしょうか。(コユンババはOp.19)その他にはロドリーゴ、ヴィラ=ローボスへのオマージュや「ブッダ(仏)の微笑み」なんてタイトルの曲もありました。