若手プロギタリストに学ぶ

海外留学中のギタリストさんと、活躍を始められたギタリストさんお二人の演奏を聴く機会に恵まれましたので、その時に見習おうと決めたことを2つまとめます。 

音量のコントロール幅が大きい

いつか師匠にこんなことを言われたことがあります。

俺はあんまり好きではないけど、ホセルイスゴンザレスなんかが、ボリュームのある音とそうでない音を上手に使っているのは学ぶところがあるよ

ということで、音楽を立体的に表現するためには、音色や音量を自在に操る技術が必要ですよね。
そして、聴かせてもらったその幅の大きさは、「これくらいやらないと」という感じでした。

これって結構プロとアマチュアのはっきりとわかる違いだったりしますね。
私も含めてアマチュアの方は、とにかく楽譜の音を追うことに必死になるので、そこまで気を配れないのもありますし、自分では音量のコントラストをつけているにも関わらず、
幅が小さくて、聞いている側に十分に伝わっていないということ。

第三者のアドバイスをもらうか、録音しないと気づけないことなので、こういうところもしっかり取り組みたいですよね。

右指の支えの取り方がうまい

演奏会の前に、アマチュアの方の演奏を聴く時間もありました。そこで演奏されていた小学生。
この子はジュニアコンクールで入賞する実力のある子。

プロのお二人と共通するところは、右手親指の支えの取り方が上手かった。
それと、プロの方は薬指でも支えをとって弾いている箇所もありましたね。

それくらい間近で見られる距離で聴かせてもらえたのは、とってもラッキーでしたし、
そういう場を用意してくださったギタ友(ギターで知り合ったお友達のような人達)さんに感謝です。

話を戻して、
ギターを習い始めの時に、弾き終わった右手の親指は、音の邪魔をしないように5弦や6弦に置きましょうと言われます。
基礎練習をしているときは、意識していも演奏の中できちんと指の配置を考えて弾けている、というか自然にそうなるまで練習できているのは、さすがだと思いました。

どんな時でも親指を5弦や6弦に置いておける訳ではないので、ついついいい加減になりますよね。

質問にも答えてくださって、励みになる

私、師匠に指導や助言をもらったことは必ずその通りやってみます。
最初しっくりこなくても、時間が経てば自分の武器になりますし。

それに加えて、自分で考えて質問することも多々あります。今さら的なことも。

それで、演奏会が終わってからも、合間を見て弾き方について質問をしました。
こういう感覚で弾いていますか?的な。

そうすると、「私はその感覚で弾いています〜」という嬉しい答えがもらえたので、
練習の方向性は間違っていないと、前向きな気持ちになれました。

個人の考えとして、弾くのは自分なので、一度アドバイスを鵜呑みにしたとしても、自分の頭で考えて自分の感覚として使いこなせるようになって初めて生きてくると思っています。
先生によって的確なアドバイスをされる方も、残念ながらそうでない方もいらっしゃるかとは思いますが、自分なりに噛み砕く作業は怠ってはいけないなと思っています。

ということで、濃い時間を過ごせました。

ありがとうございました。