映画『緑の館』とヴィラ=ローボス

最近の話題が、本番の緊張との向き合い方に偏っていたので、
今日は自戒を込めて、今練習している曲の話をします。

オードリー・ヘプバーンの出演作品

今回話題にするのは、ウィリアム・ハドソンの小説『緑の館』を原作とした1959年のアメリカ映画です。

舞台はベネズエラの森。この映画の音楽を担当したのが、ブロニスラウ・ケイパーとエイトル・ヴィラ=ローボス

(南米の森を舞台とした作品なので監督が安易にヴィラ=ローボスを連れてきたような気がするのは私だけだとは思うのですが)
ヴィラ=ローボスの音楽とこの映画の雰囲気はとてもマッチしていると思います。

YouTubeで『緑の館』と検索すると雰囲気だけはわかるかと思います。

映画の内容は割愛します。

ヴィラ=ローボス プレリュード2番

最近は指の鍛錬も込めてプレリュードの2番を練習しています。
(以前にヴィラ=ローボスのプレリュード1番と5番を練習したことがあります。)

この曲、始まりがなんとも不思議で穏やかなメロディーから始まります。
(弾き始めの運指についても、色々な解釈があるようですが・・・)

師匠曰く、このメロディーが『緑の館』の中で流れるピアノの旋律と雰囲気が似ているそうです。
残念ながら、私はまだその旋律を聞けていませんが、
こういったお話をしてくださるしてくださるのは、曲のイメージがまた膨らむので非常にありがたいことです。

以前からヴィラ=ローボスの曲は、どこかに熱帯雨林の景色とそこに住む生き物の声が入っているように思ってはいましたが、こうして実際に森を舞台にした映画で曲が使われているとなると、益々イメージが膨らみます。

ヴィラ=ローボスが音楽で関わった映画は少ないそうですが、オードリ・ヘプバーンが出演していたような映画で、その音楽が聴けるというのは、ギター愛好家としては嬉しい話です。

という小話でした。

こういう少し前のお話を語ってくださる人も少ないのかもしれませんので、忘れないように記事にしました。