手工ギター購入のきっかけ

ギター選びのポイントも少し紹介

こんばんは。今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
昨日のブログ記事で私のメインギターについて少しだけ触れましたので、
購入した経緯について順にお話をします。

私が現在所有しているギターは3本です。
先輩M氏からお借りしているサイレントギターは除きます。

1本目 東京のギタルラ社で購入したエコール
    (入門用ギター・今も大事に使ってます)
2本目 たぶん島村楽器で購入したエレガット
    (野外・遊び用)
3本目 スペインの製作家さんの手工ギター
    (画像の製作家さん)

この2本目のギターは完全にお遊び用として、
アンプについないで他の楽器とセッションしたり、野外の過酷な環境でも弾けるように
とりあえず音が出ればいいと思って買ったものです。値段も3万円と最も安価です。
すぐに糸巻きが壊れて付け替えたので、そのへんチャイナクオリティでした。

で、このギターは滅多に使わなくて、野外イベントとかアンプを使う時だけです。
あと、ギターを触りたいと子供らが(滅多に言わないけど)言ったときに触らせるものです。
コンサートではまず使用しませんので、この記事ではこれ以上書きません。
ですので、3本目の手工ギターを手に入れた経緯について書きます。

録音に乗らなかった入門用ギター

↑これは1本目のギターのことです。
2016年に十数年ぶりにギターを再開したんですが、その時に起きた出来事です。

ギター復帰後に今のアンサンブル(2グループ)に籍を置いて練習を始めたんですが、
どちらのアンサンブルでも、みなさん学生時代とは違って良い手工ギターをお持ちでした。
量産ギターを使ってる方もいますが、それでも上位モデルで、いわゆる入門用ではないです。
大人の相場感で、高級品といえるくらいのギターをお持ちの方もちらほらいらっしゃいます。

そんな中で学生時代から使用しているギターを持って一緒に弾くわけです。
一番衝撃的だったのは、横でラミレス3世のギターを弾かれた時。
自分の音が聞こえない・・・。

衝撃的なことは続いて、演奏会の録音で自分の弾いていたはずの音が
録音に残っていなかったということが何度もあったのです。
他の人の手工ギターの音は聞こえてるんですよ。

その場では聞こえていても、届いていない

学生時代は、みんながみんな同じようなギターを使っていたので、
録音をしてもそんなに違いが目立たなかったのですが、
材質にも作り方にもこだわったギターと真横で比べると完全に負けてました。

手許ではそれなりに鳴っているように聞こえるんですが
遠く離れたところで聞くと、全く違う。
私の入門用のギターの音は比較するとかなり乏しい音になってしまっていました。
(ホールで誰かに弾いてもらうとよくわかります。)

当時、まだレッスンに通っていなかったので、タッチも今よりずっといい加減だったことは事実ですが、
それにしても違い過ぎる音量の差は想像以上でした。

そういうこともあって、そろそろギターを買おうかなと思い始めたのです。
ギターは足腰が弱っても弾けるだろうし、一生弾くことになりそうな予感がしたので、
どうせなら大事にできるものを買おうと決心しました。

当時から私のお世話を焼いてくださってた先輩M氏は、営業マンのようによくギターの情報をくれて
ことあるごとに囁きつつ、東京都内のギターショップに連れて行ってくれました。

それでも、すぐには見つからなかった

特にこのギターを手に入れたいというのもなかったので、
「手への収まりがよくて、音色が身体に心地よく伝わってくるもの」を考えていました。

時間のあるときは、ネットでギターを検索したり、気になるギターがあるときは
実際にお店に行って弾かせてもらったりしました。

検索は今だと「Jギター」で検索すると、たくさんのクラシックギターを見ることができますね。
ただ、製作家さんの名前だけで買ってもそれはどうかと思ったので、
実際に弾いてみて感触を確かめました。

お店に行くと、基本的に自分の思っている値段以上のギターを勧められがちなのですが、
セールストークに負けることなく、気になるギターを見つけては弾きを繰り返しました。
それでも「これがほしい!」となるようなギターにはなかなか出会えなかったです。

結局、あてもなくフラッと出掛けたお店(最初に先輩M氏が紹介してくれたお店)で
「これいい!」というギターに出会うことになるのですが、
最初に、お店に連れて行ってもらってから1年近く時間が経っていました。

長くなってきたので明日に持ち越します。
最後にギター選びについて少し。

ギターを選ぶ時に気をつけたこと

自分の思い出話だけで終わるのもなんなので、
私がギターを選ぶ時に気にしたことを書きます。
これは、諸先輩方から教わったこととか、ネットで得た情報も含みます。
優先順位の高いところから箇条書きにします。

  1. 手への収まり具合や構えた時の身体への感触
  2. 2,3弦の9〜11フレットあたりの音の艶・伸び具合
  3. 同様に高音域(12フレット以降)の音の艶・伸び具合。
  4. 倍音の量
  5. 弦高
  6. 塗装の違い(セラック?ラッカー?ウレタン?)
  7. 表面板の材質(松をメインに杉でも良いくらい)
  8. 私が支払い可能な金額かどうか(ローンとかは嫌だし)

この中で1〜5は絶対条件です。6〜8は大事ですけど、まぁなんとかっていうくらいです。
絶対条件はやっぱり、買ってから後悔するポイントでもあるからです。

せっかく良いと思って買ったギターなのに音の出にくいところがあったりすると残念ですし、その分愛着も薄れていきますよね。

最終的に買います!っていう前にアンサンブルのキャプテンに、ご同行いただきました。
わかっている人に来てもらうのも大事な要素です。ほんと。

明日に続く。