派閥のお話ではありません。笑
チューニング(調弦)する時は、どちらを使っていますか?
適材適所とはよく言ったもので、それぞれ場面に応じて使うというのが結論になるかとは思うのですが、
どちらかというと私は音叉をメインで使います。
音叉を使う場面
チューナーを全く使わないかと言われれば、そんなことはなく使う時もあります。
それでも音叉を使うのは、やはり耳で合わせるという点が一番の理由です。
440Hzの音を聞く機会を増やすという風に言い換えることもできますし、
なるべく視覚情報に頼らないで耳を鍛えるという言い方もできます。
これは、あくまで「私」はという話で。
(音大を出ている方で、チューナーで合わせていますという方もいらっしゃるでしょうし。)
使う場面としては、
・一人で練習する時
・レッスンの時
・本番前
など、ソロの場面が多いです。アンサンブルや二重奏なんかでも、もちろん音叉を使いますが、
他の人との兼ね合いもあるので、準備段階として音叉で自分なりにチューニンングしておきます。
視覚情報なしに合わせると、ズレている時も稀にあるので、
相手がある場合は、自分が正しいと思わず、誰かに合わせるようにしています。
音叉でチューニングする時の順序 超個人的パターン
音叉でチューニングするときは、⑤弦のA(ラ)の音だけ合わせることになりますよね。
その後ってどうされてます?
私は〜の超個人的な話をすると、あまり参考にならないかもしれませんが
- ⑤弦を音叉でチューニングする。
- ⑤弦5フレットをおさえて④弦開放でチューニング
- ⑤弦10フレットをおさえて③弦開放でチューニング
- ⑤弦2フレットをおさえて②弦開放でチューニング
- ①弦5フレットをおさえて⑤弦開放で①弦をチューニング
- ⑥弦5フレットをおさえて⑤弦開放で⑥弦をチューニング
- ⑥弦開放+④弦3フレット+①弦を同時に弾いて3つの音があっているか確認
- 最後にEのコードを弾いて確認
という感じなんです。
5フレットのあたりで、⑤弦から順に⑤弦と④弦、④弦と③弦という合わせ方は、①弦までたどり着く頃に、ズレが大きくなる可能性があるので、あまり使いません。(使うこともありますよもちろん。)
あと、ハーモニクスで合わせるのもズレやすいので私は全く使いません。
これは人それぞれ好みもあると思いますし、物理のお勉強よろしく細かなツッコミをする方もいらっしゃるので、
自分の合わせやすい方法の例としてとらえてください。
例えば、この合わせ方で、ソロの演奏が終わった後に、
「チューニングあってなかったよ!」
「チューニングがズレてたんじゃない?」
と言われたことはありません。
チューナーを使う場面
チューナーも使います。
思い返してみると、アンサンブルで複数の曲を演奏する時によく使っていると思います。
ステージ上は暑いんで、すぐに音が変わり始めますよね。
なので、ササっと戻したい時に、ポケットなんかに忍ばせておいて必要な時に出して、またしまいます。
最近は、付けっ放しにしている方もよく見かけますし、
サウンドホールのところに隠れるようなチューナーも見かけるんですが、
これも個人的にギターには何も着いていてほしくないので、演奏の時は外しています。
だからといって、こそこそチューニングするわけではありませんが、
なるべく小さな音でサッとやる感じですかね。
チューナーを使ってチューニングしても
これは皆さんもされてるんだろうと思いおますが、やっぱり他の弦とのバランスを最後に確認しますよね。
私の場合はEのコードを弾いたり5フレットでAのコードを弾いたりすることが多いです。
コードを弾くと、合ってないとすぐわかるというか、違和感があるというか、そういう感覚を得やすいので弾いています。
ということで、最初にお話ししたように、チューニングには、
音叉も使うし、チューナーも使うとい結論です。
あ、! チューナーの値段によって精度が変わるという話を聞いたことがあります。
チューナー自身が、どこまで細く周波数を計測できる力をもっているのか?という話なんでしょうけど。
お値段以上というのはあまりないそうです。笑
という、音叉、チューナー、チューニング(調弦)のお話でした。