大手楽器店にて試奏…西野ギターと店員さんと

こんばんは。今日もブログを読んでくださってありがとうございます。

「私より上手いんですけど店員さん…」

先日、仕事の都合で出かけた先に
某有名楽器店があったので
手工ギターを試奏できるかと思って入ってみました。

手工ギターを専門に扱うお店であれば、
こうは詰めて置かないだろうというぐらいの間隔で
ギターが所狭しと並べてある。

防犯のためかガラス戸の向こうに立てかけてはある。
だけど、良い状態で保存しようという雰囲気ではなかった。

やはり勧められるのは有名製作家のギター

最初に店員さんが勧めて来たのは
日本のギター弾きなら誰もが知っている手工ギター
お値段もそこそこする。

「完全に商売用だな。」
という気持ちを押し殺して
一本だけ置いてあった西野春平さんのギターを出してもらう。

数あるギターの中から西野さんのギターを選んだことに
店員さんはえらく嬉しかったご様子でさっきまでの商用トークから一変して
ぜひこのギターを弾いてくださいと早速試奏の準備を始めてくれました。

西野春平 さんという製作家

店員さんがおっしゃるには
西野さんというお方は、ギターのお医者さんとでも言うべき人のようです。
なぜなら、どうすればギターが良く鳴るのか
あるいは鳴らないのかと言うことを熟知されているようで
仮に、ご自身制作のギターでなくても難なく修理されてしまうそうです。

今はもう70歳を超えられたんでしょうか。
材料がまだ残っているので作っているようですが
本当は悠々自適な生活を送りたいそう。

しかし、材質の違いによる値段の差はあるにしても
こんなに良くできたギターは見かけないと言うほど
どのギターもパフォーマンスが高いそうです。

客より良く弾く店員

さて、いよいよ試奏。
ギターショップを巡って弾かせてもらうのって
最近楽しいと思い始めている。
買うまでが楽しいのか、欲しいものが手に入って嬉しいのかは
あとでわかることかなぁ。

単に冷やかしで回ってるのではなくて、本気で購入を考えてます。

私が試奏するときは、一曲だけ何回も弾く。
(↑覚えている曲も少ない泣。)
その方が音の違いや弾きやすさが良くわかる。
これは諸先輩方に教えてもらった。

持った感じから西野ギターは弾きやすさが伝わってくる。
単なる思い込みかもしれないにしても
弾いてもやはり同じ感覚で、
ただしっかし弾かないと鳴ってくれない感じは
嘘をつかないギターと言える。

弾いている間に店員さんは
数本ギターを持って来て
ぜひこれも、ぜひこれもと
ギター談義が尽きない。
仕事を忘れてますよね笑。

で、最後に一言
「私も弾いてみましょうか?」

自分の音って本当はどれくらい出ているのかわからない。
だって、いつもサウンドホールの後ろにいるから。
だから店員さんの提案を素直に聞いてみたのは良かったが

まぁ弾くわ弾くわ。
聞けば、小学校の時からギターをやっていると。
そりゃ違うよねぇ。

店員さんのカウンターを食らいつつ
西野さんの話をたくさん聞かせてもらいました。
仕入れの関係で、工房に良くお邪魔されているとのことでした。

そういえば、周りに西野さんのギターを持っている人は3人ほどいる。
第1候補に踊りでた。
あとはお金か。

仕事の合間に有意義な時間をいただきました。