コンクールレポート2 身体と指の体力

こんばんは。今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
コンクールのレポート2回目です。

ノートに書き留めたことをここに転記するだけでも
かなりのボリュームです。
あの雰囲気と緊張を忘れないためにも、まとめなおします。
書き直しているうちにいろいろ気づきもあるので
時間がかかっても書いていきます。

こんな人がプロになる~身体と指の体力~

予選・本選を通せば丸一日がかりの長丁場

コンクールによっては事前に審査をして最終選考の予選だけ公開となることもあるようですが、
その中でも予選と本選があり1日がかりの長丁場です。

たいていは午前中に集合し、その後抽選があります。
エントリーとは別に当日弾く順番を決める抽選です。
そのあと、簡単なリハーサルがあるのでしょうか。
そこは、師匠に聞いてみたいと思います。

午後、すぐに予選が始まり、抽選順に予選課題曲と自由曲を弾きます。
エントリーの人数によりますが
これだけで夕方までかかります。
最初に弾いた人は弾いた後結果が出るまでずっと待ち。
最後の方に弾く人も出番まで待ち。
どちらかといえば早目の順番の方が緊張を維持しやすいかもしれません。
弾き終わった後、遅めの昼食をとりに出られている参加者もいました。
出番を待っているのはそれだけで疲れますね。

一人にかかっていた時間は7分くらいでしょうか?
それがだいたい30人くらいです。
途中休憩を挟んで3部構成で10人ずつといったところです。
ざっと計算して4時間というところです。
どこで緊張して、どこでほぐすか。
そのon-offの切替は練習が必要だと思いました。

夕方予選結果の発表~本選へ

予選の演奏が全部終わって休憩の後、
予選結果がアナウンスされ、合格者は用紙に貼りだされます。
今回は8人が予選通過。人数としてはは多かったと思います。

(ちなみにうちのキャップが合格した時は落選したと思い込んで帰り支度を始めていたそうです)

その後すぐに本選の抽選が行われます。
本選の課題曲は予選のそれより技術的にも長さでもボリュームがあり
自由曲に与えられる時間も倍以上の長さになります。

かかっている時間は一人あたり15分~20分といったところでしょうか。
4人ずつ2部に分かれての演奏でした。
課題曲たぶん弾けない(泣)
自由曲に選ばれている曲も
ソルの「魔笛の主題による変奏曲」だったり
バリオスの「森に夢見る」だったり
全然知らない曲だったり
自由曲の時間枠いっぱい使って大曲を弾かれていました。
自分は何を弾けばいいんだろうと、茫然としながらも
さすが本選に残った人たちの演奏を聞いていました。

これも余談ですが、
本選に残った人の半分は10代でした。
そんな子たちと戦わねばなりませんねぇ。
おやじなりの味がでるようにがんばらないと。

演奏が終わって、結果発表・表彰・講評など
全てのプログラムが終わったのは21時近くでした。
休憩時間中、ほんとにぐったりしている演奏者もいれば
けろっとしている演奏者もいました。
慣れや切替ができるかどうかというのが大きいのではないかと思います。

予選の演奏時間

今回のオーディション、予選の課題曲になったのは
ギターを初めて1年くらいの人でも暗譜して最後まで通して弾けるような曲が選ばれていました。
大雑把な意味で、特別な技術が必要ではない感じでした。
あくまでも大雑把な意味です。
指の体力を考えれば、1曲くらいならなんとでもなる感じはしました。

自由曲は3分以内。
審査員はきちんと計測していました。

演奏時間は合わせて5分くらいでしょうか。
曲と曲の合間も人それぞれでした。
予選だけなら今の体力でもなんとかなる感じはします。

本選の演奏時間

予選を通過できれば…の話でして。
まぁとにかく最初のステップを通過しないといけないのですが
あくまでも先を見据えてまとめていきたいと思います。
本選の課題曲は5,6分はかかるのかなぁ。
ちゃんと調べたことないけれども
演奏時間だけでも15分~20分はかかります。

これって普段、なかなかないこと。
アマチュアの演奏会や発表会で1人がこの時間を弾くって
普通は無い。

昔バッハのリュート組曲1番を全部弾いたことがあるけれど
弾き終わったら倒れるかと思った。
演奏中も左手の甲がつりそうになるのを我慢して弾いた。

体力いるね

というのが結論。
心身に関しては、on-offの切替を今のうちからやっとかないといけない。
指に関しては緊張の中で長い曲を弾く機会をつくらないといけない。
厳しいねぇ。

遠いけど頑張るしかないよね。