コンクールレポート1 立振る舞い

こんばんは。今日もブログを読んでくださってありがとうございます。
コンクールを観覧してきましたので、レポートさせていただきます。

入賞される方とそうでない方と、演奏以外にもたくさんの違いがありました。

こんな人がプロになる~立振る舞い編~

堂々と入退場

舞台袖からステージの中央まで、胸を張って堂々と歩いています。
「出てきてゴメンナサイ」って雰囲気はまったくありません。
あたりまえだけど、緊張と不安で忘れてしまうこと。

特に演奏が終わってからは打ちひしがれて帰っていく人もちらほら。
聞いてくれてありがとうまではいかなくても
どんな演奏になったしても、帰りも堂々と歩きたいものです。

顔をあげてお辞儀

入選者と落選者の大きな違いは
礼をする前に会場を見るか見ないか。
目線と顔が上がるかどうかでした。

会場見渡すだけどの度胸がついてなかったとしても
プロになるんだったら~って視点で考えると
聞いてくれる人にいい顔をみせたいです。

チューニングがスマート

オーディションやコンクールでは特に
チューニングをする場所が遠かったりします。
当然、舞台袖では音は出せませんし
待っている間に微妙に音がずれるかもしれません。

チューニングが必要なんです。

だ・け・ど

長い時間をかけて大きな音で
練習ですか?っていうくらいにチューニングするのはいかがなものかと。

最近はギターに取り付けられるクリップタイプのチューナーを使う人が多いので
ビタっつ合うまで長々とチューニングしている人の多いこと。

しかもチューナーつけっぱなしで演奏する人も多かった。

短時間でササっとチューニングをして
取り外して椅子の後ろに隠すことをしているのは
やはり入選者でした。

こういうちょっとした振る舞いって差が出ますよね。

間違えてもどこ吹く風

審査員はプロですから、間違えてもそうでなくても
聴くポイントはわかっています。
ミスタッチも0にしたい本音とは裏腹に人間なので起こってしまうのです。
もちろん練習でミスタッチ0にするのが基本だとは思いますが
たとえミスが起きても動揺せずに、演奏し続けなければなりませんね。

曲に入り込んでる

これは、ゆとりとも言えるのでしょうか。
オーディションもコンクールも課題曲や自由曲があり
コンクールの難易度にみあった曲が選定されるかと思います。

今回の予選はギターを習い始めた人でもなんとか弾きこなせるような課題曲でした。
曲の難易度よりも練習で馴染んでいる度合いが高い人ほど
ゆとりをもって、そしてきれいに弾けていました。

自由曲も同じことが言えて
無理するよりも自分の力量にあった曲を
ゆとりをもって弾きこなしている人の演奏は
やはり聞いていて心地よかったです。

難しくて技術を見せつけるような演奏は
最初はともかく聞いている人には心地よいものではないのでしょうね。

学生時代から何度か独奏をしてきました。
その都度、「あ~やっぱりねぇ~」というものはあったのですが、
それはオーディションでも同じでした。

基本に立ち返れということですね。