プロの演奏を真似るのは・・・

こんばんは。今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
すっかり自粛生活に戻ってしまい、
お正月に出歩いていたのがすでに懐かしくなっています。

こんな時こそ練習をたっぷりといきたいところですが、
なかなかそうもいかないのが現実です。
3月からはレッスン再開予定だけど、大丈夫かな今回は。

さて、レッスンの話題から思い出したことを書きます。
それは、プロの演奏の真似をすることについて、
以前はというか、学生時代から師匠には「CDを聞きすぎないように」とか今だと「Youtubeの演奏を見過ぎないよに」と言われてきました。
(師匠には学生時代からサークルで指導を受けていました。)

最近は、そういったことは全くと言っていいほど言われなくなりました。
まず楽譜に沿って弾くようになったからだと思います。
そういう意味では昔は楽譜より聞き覚えた感じで弾いていたんでしょうね。

聞き覚えには注意したい

楽譜に沿って弾くようになると、プロの演奏を聴いていても「おや?」と思う場面に出くわします。
多くの人がプロのような弾き方をしているのに、楽譜を見るとそうではない。
版の違いはあるにしても、「そこは休符ついてないし、間をあけるところじゃないでしょ」みたいなところで、一呼吸ついていることが時々あります。

他にもクレッシェンドの仕方や、スフォルツァンドの仕方などたくさんあって、
どれが正解かわからなくなることがあります。
そういう時はレッスンで聞けば解決してもらえるのですが、
自分なりにいくつかの楽譜を見比べて考えるということもするようになってきました。

私のようにコンクールやオーディションで入賞したいと考えている者にとっては、
耳で覚えましたという演奏はやらない方がよいと思っています。

「ゆらぎ」は苦手かな

そういう意味では、ゆったりとした曲は難しく感じます。
楽譜通り、テンポ通りでは良い雰囲気にならないからです。

やっぱりテンポの揺らぎというか、抑揚というか、そういうものはつけなければ、
聞く側が満足する演奏にはなりにくいわけで、
最近は、「考えて弾くように」と指示を受けます。

以前からトローバ作曲のソナチネに取り組んでいることはどこかで書きましたけど、
第2楽章のAndanteのような曲は、やっぱり何が正解か模索中です。