入試もM1もコンクールも同じ

こんばんは。今日もブログを読んでくださりありがとうございます。
昨日の興奮が少し落ち着き、冷静にいろいろと思い返しています。

同じ曲を何回発表したことがありますか?

いろいろと気づきはあった中で、
今更な気づきを一つ。

学生時代の感覚が抜けていなかったのか、
今までは割と、この曲を発表会で弾いて〜
それが終わったから
その次の発表会は〜で
と、いう風に毎回違う曲を用意していました。

しかも、練度を上げていくというよりは、常に新しい曲にチャレンジ!という感覚で。

この弾き方、練習をたくさんしていても本番での経験値がいつまでも同じだと思いませんか?
本番の場数は確かに踏んでいるかもしれませんが、毎回違う曲では、本当に場になれたのか?あるいは弾きなれてきたのか?そもそも比べられないように思いました。

模試、営業、発表会

そういう意味では、受験生は勉強したことを模擬試験で何度も試して、入試に挑み
芸人さんは、地方営業や日頃の舞台でネタを試して、その中からM1のような大きな大会に挑み
演奏者は、グループ内でのコンペや発表の場で曲を試して、コンクールに挑むわけです。

そう考えると、私の今までの行動は、階段を何段も飛び越えようとして、
転倒しているような感じですね。

記憶を辿ると、ステージで同じ曲を弾いたことがないように思いました。
これでは本番の力がつくってことはないですね。

アンサンブルのスタイルも

さらによく考えてみると、アンサンブルのスタイルもこれに似たところがあります。

一つのアンサンブルは毎回新しい曲にチャレンジし、極端な場合一度きりの演奏で終わる

もう一つのアンサンブルは、新曲を少しずつ増やしながらも、ステージがある時は今まで弾いた曲の組み合わせや構成を変えて弾く

幸いにも両方のスタイルを経験してきました。(現在も)

一回の演奏の完成度や集中力が高くハイパフォーマンスになるのは、
常に新曲で一回きりの演奏の場合なのかもしれませんが
平均的に内容が濃く演奏にゆとりが出てくるのは間違い無く同じ曲を何度も弾くスタイルです。
コンクールに挑むなら間違い無く後者ですね。

経験していながらなぜ今まで気づかなかったのか、ちょっと恥ずかしいです。

今後の練習の仕方

レッスンの課題は、上達のためのトレーニングとして引き続き取り組んでいくとして、一度弾く曲を決めたら最低1年は同じ曲を構成を変えて弾き続けていこうと思います。

新しい曲に手を出さないという意味では無く、人前に晒す曲は変えずに様子を見ていく。
こういうスタイルに変えて練っていかないとなぁと思います。

プロのコンサートの内容も、多少の違いはあれど
ベースになっている曲がいくつかあって、一部違うって場合がけっこうありますよね。
同じ年のコンサートならば特に。

なるほどねぇ。

今更な内容ばっかりですが、けっこう大事なことに気づけたなと思った次第でした。