親指のタイミングと3本指との幅

昨日の内容の続きです。
結果的にトレモロが上達してしまった練習方法です。

結果的にというのは、正直なところ、トレモロをやろうと思ったのではなくて、
別の曲を弾いていて親指の遅れを感じて、どうすれば変わるか色々試した時に、
効果があって、結果的にトレモロに良い影響が出たものを書いています。

親指が遅いと感じたら

右手親指の練習ってされてます?
私は全くしてませんでした。

親指、人差し指は日時用生活でも私用頻度が高いので、
比較的みなさん動くんです。

だから、練習してませんでした。
そしたら案の定遅い。(苦笑)

トレモロって親指以外の3本に練習時間を割きがちなんですけど、
4本がバランスよく動いて音が鳴って初めて成立するわけで。

聞こえてくる音に違和感がある場合は、親指にも気をつけてみたください。
p, a, m, i の次のp が遅れてることが多いです。

で、結果的にa, m, i, ~ p, みたいな3本と1本みたいなグループができていることがあります。

トレモロに効く!親指遅い問題を解決する練習1つ目

結局、親指の動きが悪いわけです。
ですので、やることは親指と他の指とのコンビネーションをよくするしかありません。

で、ちょうどいい曲あります。(笑)

ヴィラ=ロボス 練習曲1番

これも速く弾ける人が羨ましい曲です。
この曲の全般に出てくる指の動きを丁寧にメトロノームを使って弾きます。

曲を弾くことが目的でもなく、速く弾くことが目的でもありませんので要注意

この曲を弾いてもわかると思うのですが、
一小節の最後の方の親指を使うところが遅れます。笑

それがなくなるように練習していると、トレモロでも動きが滑らかになってきます。

トレモロに効く!親指遅い問題を解決する練習2つ目

もう一つは、右手が広がる幅を変えて練習することです。

例えば
親指6弦p、a, m, i は1弦のように。
この練習の時、左手は親指の弾く弦で半音階します。

なので、
親指6弦p、はミ, ファ, ファ#, ソ, ソ#, とやりながら、1弦はずっとミをa, m, iで鳴らす
  5弦p、a, m, i は1弦開放
  4弦p、a, m, i は1弦開放

4弦でソまで弾いたら、また戻ってきます。

その次は、
親指6弦p、a, m, i は2弦開放
  5弦p、a, m, i は2弦開放
  4弦p、a, m, i は2弦開放

最後に、
親指6弦p、a, m, i は3弦開放
  5弦p、a, m, i は3弦開放
  4弦p、a, m, i は3弦開放

というように、これもメトロノームをつかって、音のバランスをよく聞きながら、
かなりゆっくりなテンポから弾いてみてください。

中速?トレモロてしては遅すぎるくらいの時が意外と難しいです。

それに、これをやっていると『アルハンブラ宮殿の想い出』の出だしが苦にならなくなります。

おおよその練習としては、前編、中編でお話しした内容を嫌がらずに丁寧にやれば
かなり改善されると思います。

次のトレモロ上達話後編では、爪のお話をしたいと思います。