数字では測れない差

長男所属の野球部は第3シードの私立高校に3-5と惜敗し3年生の夏は終わりました。
勝てない相手ではなかっただけに、同校に通わせている親としては残念な気持ちです。

ただ、ブルペンから先輩らの様子をみていた長男曰く、ヒットの数では勝ってるけれど
ここで一点取れるかどうか、取りきれなかった自分のチームについては、それが力の差だとよくよく認識しているようでした。

私自身のことに置き換えて考えてみると、先日のギターオディション。
本番では十分な力を発揮することができませんでした。
緊張しすぎることもなくコンディションは良かったにも関わらずです。
獲れると思って臨んだオーディションでした。

しかし、ここにも数字で測れない、目には見えない差があったように思います。

控え室では無双

控え室でウォーミングアップしている段階では、
恥ずかしながら

俺一番良い演奏してる!誰にも負けてないでしょ!

くらいの感覚でいました。
こんな経験は初めてです。それくらいの仕上がりでした。
だからここは素直に喜ぼうと思います。

音量の幅、音質、テンポなど、どれをとっても負けている要素が感じられなかったのです。

唯一気になっていたのが、最近現れるようになった演奏中に迷子になってしまう傾向。
これが今回出てしまいました。
(加齢によるものなのか、緊張なのか理由は不明)

本番の演奏

最初の音を出した時、右手はいつもの練習時とは違う感覚でした。
ですが、今までのように震えてどうしようもない感じではなく、このまま弾き進めても問題のない適度に緊張しているような感触でした。

ただ、頭の中は少々慌しかったような気がします。
いつもと同じではありませんでした。慌てていたような感覚です。

ほんの数分前までは、無双状態だったのに、今は、まな板の鯉のような感覚。
慌てた状態のまま曲は進んでいき、そのまま1箇所間違え、2箇所間違えと段々と崩れてしまったように思います。

いつもなら絶対間違えないような場所でミスが出たり忘れたり。
比較すると2曲目の自由曲の方が安定はしていましたが、
まぁミスしたらやっぱり減点減点。本選には推薦されません。

これが何かの差

これまでにエントリーした時の演奏を振り返ると、回を重ねるごとに良くなっているのは感じられます。実際、先に入賞された方からも「成長している」という言葉をかけてもらいました。

ただ、練習時に近い演奏ができることと、望む成果に結びつけられるかということに関しては、
長男所属の野球部員同様にまだまだ何かが足りないのだと思いました。

何で補っていけば良いのかは分かりませんが、一つに毎回の練習の丁寧さではないかと思います。
どれだけ細部に精度を持たせられるか。その積み重ねかと思います。

特に10代やそれ以前から、きちっとレッスンを受けてきたわけではないので、管理されて練習してこなかった詰めの甘さは少なからずあるのだと思います。

私の今シーズンの初戦。以前よりも弾けていますし、確実にレベルアップしてきていると思います。
望む成果と結びつけられるように、もう一段階丁寧に弾いてみようかな。

試合の終わった当日から新チームスタート

私も新しい気持ちでまた一歩前へ。

にほんブログ村 音楽ブログ クラシックギターへ
にほんブログ村 音楽ブログ 音楽のある暮らしへ

フォローする