キレと自信と

先日フリーコンサートに出て以来、今日も15分ほど弾いて帰ってまいりました。
(前の記事と同じ始まり…)
今回は小さなミスもあり、これから練習すべきところがよくわかった感じです。

でもね、
もう一つやりきれなかったのが、より力強く自信たっぷりに弾くことかなと。
なんか置きにいった演奏だったと思います。

今回は動画を撮らなかったので詳しい振り返りはできないんですけど、
弾いている最中に感じたのだから間違いないでしょう。

信頼のおける人に「こんな時はどうする?」と聞いてみたところ、なぜか似たような壁に(笑)。
同じようなステージにいる人(というかちょっと負けてる気はするけど)は、
同じような壁を感じているようでした。

要は、魅力溢れる演奏をする、それができる演奏家でいるには?ってことなんでしょうね。

聴き手を惹きつける演奏

どの楽器でもそうなんです。プロとアマチュアの違いって、弾き(吹き)手の世界に引き込まれるかどうか、空気を変えてしまえるかどうかなんだと思います。もちろん他にも思い当たるところはあるんですよ。

その土台になっているのが、弾き(吹き)っぷりだったり、音の端切れや伸びの良さだったりするんだろうなと。個性ってその先の話かなって。

私はじゃあどうなんだと言えば、プロのように弾けるようになりたい(未だその段階な…)わけなので、
弾きっぷりや音の端切れの良さをもっともっと追求していかないといけないわけです。
小節同士の繋がりや、もう少し長いフレーズなんかも気にしないといけないですし、
音量や間の伸び縮みもビヨンビヨンに広げられるようになっておきたいところです。

人前で曲を弾き通せるということ自体、簡単ではないのは身をもってわかっています。
だからと言って、人前できちんと弾けるだけではこの先ずっと変わらないんだろうなぁと。

「よく弾けてたよ」は褒め言葉?

「上手だね」「よく弾けてたね」「良かったんじゃない?」なんて、演奏が終わった後に言ってくださる方はいるんですけど、それって単純に上から目線で「このくらいできたね」って言われてるだけのように思います。
純粋に「良い」と言ってくださっている方もいらっしゃるのは重々承知しています。
ありがたいお言葉なんです。

そういう意味では今回は良かった

今回、弾き終わった後に、いつも以上にお声掛けいただい感じがします。
ただ今回はみなさんからお褒めの言葉はほとんどなかった。

自分としては弾けていた方ではありました。小さなミスも幾つかあったので決して上出来ではありませんが、無難に弾き通した感じで、無難な中に良い部分もたくさんあったと思います。

だけど、ほとんどの方が何かしらの物足りなさを感じるようなコメントをくださいました。

「丁寧に丁寧に弾いている」
「何か光るものが欲しかった」
「音量もある。テンポも問題ない。だけど…」
などなど…

凹むという内容ではなくて、自分の中にあった感覚に近いという感じでしょうか。
今回は演奏数日前から、ちょっと弱気になったところがありました。
演奏者の雰囲気が伝わっているんですね。

キレっキレに

アスリートも演奏家も動作や演奏にキレがある時って、やっぱり凄い!って思うんです。
(プロでもイマイチと感じてしまう時があるのはこのため?)
だから、照準を合わせてベストな状態に近づけていくことが必要なんでしょうね。
演奏にキレを感じられると、心の中ももっと前向きになれる気がします。
時間を見つけて状態を上げていくしかないですね。

かつて入賞された方のその当時の演奏を聞いた時、最近の演奏よりも数段上手に聞こえたのはそのためでしょう。
状態を維持するために日々のトレーニングと追い込みが必要ってことですよね。

完全オフの日があっても良いんでしょうけど、ちょっと練習したくらいで上手くなるなら誰も苦労しません(笑)

完全脱皮まで🐍もう少し!
見とけよ!

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