カルカッシをひとまず終えて、次の課題がソルとなりました。
セゴビア選 ソルの20の練習曲
セゴビアがソルの作品から20曲を集めて練習曲集としたもので、
画像の右側の楽譜は既に絶版になっているもの。
左側の楽譜(CD付)は現在も販売されているものです。
(右側の楽譜は師匠のもので、チラッと拝見させてもらって表紙をパシャっと撮ったものです。)
中は、師匠の師匠がセゴビア本人から聞いてきたことの鉛筆書きが多数ありました。
後になって、セゴビアの解釈とは違う部分を、あらたに書き足した跡がありました。
1曲目 Op.6-8 でくじける
ということで、次回のレッスンのために早速練習を始めたわけですが、
楽譜に運指はほぼ書かれていません。
自分であれこれ考えて運指を書き込んだのはいいけれど、次は弾けない…
1曲目、Op.6-8 最初からこんなに苦労するのか⁈
弾けない理由
まぁ、スムーズに弾けないわけです。
ゆっくりな曲なんですよ。ほとんど四分音符ですし。
なんて言うのか、いくつかあると思うんですが、
パッと思いつくところとして、
・セゴビアがつけた運指も考えた運指も支えを取れない、それぞれ狙って指を移動させないと弾けない音形
・八分音符のところに限って指の入れ替えが多い
極め付けは
・親指とそれ以外の指で二声の強弱の弾き分ができない
という感じなんですねぇ。
特に3つ目の弾き分は、この曲の醍醐味なんでしょうけどこれは技術的に未熟な証拠になってしまいました。というか、指ごとに力加減を変えるっていうのは、相当練習が必要な気がしてます。
という感じなので、滑らかに教会から聞こえて来るコラールのような響きにはなってくれないんですね…。
悲しいかな。
後で聞いた話ですが、この1曲目でこの曲集をやめてしまう人もいらっしゃるらしいです。
もうちょっと弾きやすい曲を最初に置いておいても良いと思うんですけど〜セゴビアさん!