2つのアマチュアギターコンクール

残暑がまだまだ厳しいです。はい。
でも、ちょっとだけ緩んだ気がします。

この暑い夏の時期になぜかギターコンクールやオーディションがたくさんあります。
汗💦とギターって一緒に存在してはいけない気がするのは私だけでしょうか。

たくさん開催されるギターコンペ、コンクール、オーディションの中から、
今回は全日本アマチュアギターコンクールと、中部日本アマチュアギターコンクールについてお話しします。

参加資格や課題曲など

全日本アマチュアギターコンクール

東京都三鷹市で開催

応募資格
・ギター講師あるいはプロ演奏家として公に活動していないと協会が認める 20 歳以上の方(学生不可)
・開催日までに当コンクール 1 位および他のコンクール [ 独奏 ] で 1~3 位(金~銅)に入賞していない方(順位付けのない各種オーディション合格者および、ギターコンペティション(日本ギター連盟主催)に限り全国大会金賞以外の方は参加可能)

演奏する曲
録音審査:タンゴNo.3 / J. フェレール
会場予選:月光 Op.35-22 / F. ソル
本  選:5分以上8分以内の自由曲

中部日本アマチュアギターコンクール

愛知県知立市で開催

応募資格
・過去にこの↑コンクールで総合優勝していない方
・プロ活動をしていない方

演奏する曲(一般の部)
録音審査:エチュード9番 Op.60-9 / M. カルカッシ
本  選:7分以内の自由曲

2つのアマチュアギターコンクールを比較して

応募資格
全日本の場合、学生さんや入賞経験者は出られませんね。
中部の場合は、プロ活動をしていないければ、ほぼ誰でもエントリーできるようです。

ということは、中部では他のコンクールで入賞経験があっても出られるので、将来有望な高校生や大学生も参加して今後の弾みにできるわけですね。
開催年によりますが、シニアに届かないミドル世代は、スーパー高校生のような人らと同じ土俵に立つわけです。それをラッキーと取るか、残念と取るか。

課題曲
「タンゴNo.3」とカルカッシの「エチュード9番」では、ずいぶん雰囲気が違うなぁと思います。
曲のタイプが全然違うので、どちらがどうとも言えないのですが、たくさん指を動かさないといけないのはカルカッシのエチュードだと思います。

会場でもう一度、課題曲が課せられるのは全日本アマチュアギターコンクール。
これって、せっかく当日会場で弾くことができても、大半の人が課題曲だけを弾いて帰るという結果になることを考えると、それはそれで厳しいなと思います。
いきなり自由曲で勝負!というのも、それはそれで難しいんですが。

まとめ
東京ー愛知の場所の違いや知名度、応募数、演奏時間の枠などいろいろ違いますから、比較してどうなるものではないですが、今回改めて気にしてみると、結構違いますね。

全日本アマチュアギターコンクールは昨日終了していますので、次は中部ですねぇ。

出演者の方には好演をお祈り致します。